中高年の引きこもりが61万人もいたことが話題

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内閣府が実施した初の引きこもりに関する全国調査で中高年の引きこもりの人口が61万人以上いると発表され話題になっています。

内閣府は29日、40~64歳の中高年を対象に初めて実施した「引きこもり」に関する調査結果を公表した。それによると、引きこもり状態にある人は全国で61万3000人いると推計され、8割近くが男性。引きこもり期間は51%が5年以上だった。

調査は昨年12月、全国の男女5000人を対象に調査票を配布、回収する方式で実施した。有効回答は3248人(回収率65.0%)。このうち引きこもりに該当する人は47人で、有効回答に占める比率と総務省の人口推計(40~64歳は約4235万人)を掛け合わせて算出した。
 引きこもり状態にある人のうち男性は76.6%、女性は23.4%。引きこもり期間は「3~5年」(21.3%)が比較的多く、「30年以上」も6.4%いた。引きこもりが始まった時期は20代27.7%、30代8.5%、40代21.3%、50代19.1%などと各年代に広がった。
 引きこもりのきっかけは「退職」の17人が最多。「人間関係がうまくいかなかった」と「病気」が10人で続いた。以前引きこもりだった人に脱したきっかけを尋ねたところ、「再就職した」「友達に趣味に誘われた」といった答えが目立った。