勝手に三本締めをした白鵬への処分が甘すぎると批判の声 「角界から追放しろ」「また同じ事する」「学習能力ゼロ」「次は三三七拍子をやってやれ」

大相撲春場所千秋楽の優勝インタビューの最後に観客とともに三本締めをした横綱白鵬への処分が甘すぎると話題になっています。

 

横綱 白鵬に「けん責」処分 千秋楽の三本締めで 相撲協会
2019年4月24日 16時14分

大相撲の横綱白鵬が、先月行われた春場所千秋楽の優勝インタビューの際、三本締めを行った問題で、日本相撲協会白鵬を「けん責」の懲戒処分としました。

この問題は、先月、大阪市にある大阪府立体育会館で行われた春場所千秋楽の優勝インタビューの際、横綱白鵬本場所の終了を意味する「神送りの儀式」の前にもかかわらず、観客とともに三本締めをしたもので、横綱審議委員会が「本場所では、神送りの儀式ですべてが終わる。優勝した横綱とはいえ、やれる立場にあるのか」などと苦言を呈していました。

日本相撲協会の理事会は、この問題について外部の有識者などで構成するコンプライアンス委員会に委嘱し、今月16日、委員会から答申を受けていました。

相撲協会は24日、都内で臨時理事会を開き、白鵬の行為がコンプライアンス規程で定められた土俵上の礼儀、作法を欠くなど相撲道の伝統と秩序を損なう行為にあたるとして、白鵬を答申のとおり「けん責」の懲戒処分とすることを決めました。

また、師匠の宮城野親方に対し、白鵬への指導を再三怠ったことは、師匠の責務を果たしていると到底言えないとして、白鵬よりも重い、3か月間給与を10%減額する懲戒処分としました。

白鵬の優勝インタビューをめぐっては、おととし11月の九州場所千秋楽に、暴行問題の責任を取って引退した元横綱日馬富士や暴行を受けた元貴ノ岩を「再び土俵に上げたい」などと発言したうえで観客に万歳三唱を促し、相撲協会の理事会で厳重注意を受けています。

「神送りの儀式」とは
日本相撲協会によりますと、大相撲の「神送りの儀式」は、本場所の前日に場所の安全や成功を願って行われる「土俵祭」で迎えた神を元の場所へ送る儀式です。

この儀式は「出世力士手打ち式」とも呼ばれ、この場所で前相撲を取り、新序出世披露を受けた出世力士が千秋楽の表彰式が終わったあとに土俵に上がり、お神酒がふるまわれたあと三本締めをします。

最後に出世力士が土俵の上で御幣を持った行司を胴上げして神を送ります。
日本相撲協会の懲戒処分
日本相撲協会では平成26年の公益財団法人化に伴って賞罰規程を設け、力士や親方、それに行司などすべての協会員を対象に7つの懲戒処分を定めています。

処分は軽い順に将来を戒めることを意味する「けん責」、減給にあたる「報酬減額」、本場所などへの出場を停止する「出場停止」、相撲協会の事業への従事を停止する「業務停止」、現役力士の番付や親方の階級を下げる「降格」、引退を勧告する「引退勧告」、「懲戒解雇」の7つで、「引退勧告」と「懲戒解雇」を受けた場合は、再び相撲協会に所属することはできないと定めています。
理事長「横綱だからこそ守ってほしい」
日本相撲協会八角理事長は、「大相撲は、礼節を重視し勝敗や数字だけではとらえられない人間的なものを大切にしてきました。そういう大相撲の伝統と秩序、礼節と様式美を横綱だからこそ率先して守ってほしいと、白鵬に伝えました。今後は白鵬にかぎらず、すべての力士が大相撲の伝統・文化をきちんと継承して発展させていけるよう指導に一層、力を入れていきます」とする談話を発表しました。

横綱 白鵬に「けん責」処分 千秋楽の三本締めで 相撲協会 | NHKニュース


白鵬 三本締め

 

 

 

そもそも三本締めとは

三本締めは手締めと呼ばれる日本の風習のひとつです。

 

wikipedia

手締め(てじめ)とは日本の風習の一つで物事が無事に終わったことを祝って、その関係者が掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子である。手打ちともいう。祭りや冠婚葬祭などの式典、商談や株主総会などの終わりに行われる。

手締めの音は「シャンシャン」と表現される。特に質疑応答もなく短時間で終了する株主総会は、参加者は手締めしかしないということで「シャンシャン総会」と揶揄される。

 

「手打ちによって締める」が語源である。なお、関西では「手締め」のことを「手打ち」と表現する。

手締めの主旨は、行事を取り仕切った者が行事が無事に終了したことを協力者に感謝することである。そのため来賓の場合、仮に音頭を取ることを依頼されたとしても断ることが筋である。

 

手締めは地方により、そのリズムや回数、掛け声が異なる。大きく分けて江戸締めと大阪締めに分けられる。中でも江戸締めは全国的に広く行われ、最も基本的な手締めの形態である。

江戸締めには一本締めと三本締めがある[1]。拍数の「3回・3回・3回・1回」は3回の拍が3回で九になり、もう1回手を打つと九に点が打たれて「丸」になり「丸く納まる」の意味になるから[1]とも言われている。

また、はじめと間に「イヨー」「ヨッ」「もう一丁」などと掛け声をかけ最後に拍手する。「イヨー」は「祝おう」が転じたものとされる[1]。

一本締め
3回・3回・3回・1回手を打つ[1]。

一般的な流れ
1.「お手を拝借」
2.「イヨーオ」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン
3.「ありがとうございました」パチパチパチ…(拍手)


三本締め
一本締めを3回行う。

一般的な流れ
1.「お手を拝借」
2.「イヨーオ」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン
3.「イヨー」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン
4.「もう一丁」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン
5.「ありがとうございました」パチパチパチ…(拍手)


一丁締め
一本締めの変形として1回だけ手を打つ一丁締めもある[1]。短気な江戸っ子が、三本締めの略式である一本締めからさらに最後に手を打つ"タン"だけを取り出したものだとも言われている。そのため東京やその近辺では軽い打ち上げなどの際、一本締めや三本締めでなく一丁締めを行う機会が非常に多い(これに対して関西地方、特に大阪締めを行わない京都などにおいて一丁締めはほぼ見られず、三本締めが手締めとして最もよく行われる)。

なお、「一丁締め」は「一本締め」と混同されがちだが、前述のとおり一丁締めは略式の手締めである。しかし実態として、関東のローカルでは一本締めが広範囲にわたって一丁締めと同じ意味で使われており、関東一本締めという別名も存在する(本来の一本締めではないので誤用)。

一般的な流れ
1.「お手を拝借」
2.「イヨーオ」 タン
3.「ありがとうございました」(拍手をしない)

 

手締め - Wikipedia

 

 

 

なぜだめなのか

 優勝インタビューでの三本締めがだめな理由は大きく分けて2つあるようです。

理由①神送りの儀式

大相撲ではすべての行事が終わった後、神送りの儀式と呼ばれる神様を元の場所に送る儀式を行い、このときに初めて三本締めをします。しかし、白鵬はまだこの神送りの儀式が終わっていないのに三本締めをしてしまったので問題になっています。

理由②手締めは主催者が行うもの

手締めの主旨は、行事を取り仕切った者が行事が無事に終了したことを協力者に感謝することです。白鵬は一力士であって主催者ではないので彼が三本締めの音頭を取ったことが問題になっています。

 

 

ネットの声

  •   角界から追放しろ
  • 次は三三七拍子をやってやれ
  • うわ、これだけかよ、白鵬のこれまでの悪事によって日本相撲の親方に就くことはできないようにするべきだ
  • 宮城野がとばっちりすぎるw

 

 

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